孫文粥

2013年11月12日

胃が弱かった孫文は、好んで胃にやさしい(消化の良い)粥を食べたという話しが残っている。

この「孫文粥」を名物にしている店が東京の神保町にある。
名を「漢陽楼」という。
店の創業は1911年。つまり辛亥革命の年だ。
店は春に開業したので、辛亥革命より少しだけ先輩といえる。
また1918年頃には当時19歳だった周恩来が東京神田区高等予備校(法政大学付属学校)に留学しており、漢陽楼にもよく来て獅子頭(肉団子スープ)を好んで食していたともいう。

さて、今日11月12日は孫中山の誕生日である。
ハワイで興中会を組織して以来、広州起義、惠州起義など幾度も武装蜂起と亡命を繰り返し、
ようやく武昌起義により、南京に国民政府を樹立し、
ついに1912年2月12日に皇帝溥儀が退位し清朝は滅んだ。
それから100年が経ち、中国は世界第2位の経済大国となり政治力でも美国と互角に張り合うほどに恢復した。

だが、今のままの中国はやがて崩壊する。
なぜなら孫文の掲げた革命綱領を守っていないからだ。
その綱領とは1905年に中国革命同盟会を東京で結成した時のものだ。
『駆除韃虜,恢復中華,建立民國,平均地権』
この綱領には明確に「建立民國」と書いてある。
孫文の言う民国とは「民権主義による国」を指し、それは民主的法治を想定していた。
つまり今の中国共産党政府は、明らかに反革命といえる。

孫文粥


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Posted by きょん at 05:48│Comments(0)■その他
 
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