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Posted by TI-DA at

世界水泳で金メダル~環境の重要性~

2015年08月09日

 星奈津美が日本水泳女子初の金メダル(200mバタフライ)に輝いた。それに続いて渡部香生子が200m平泳ぎで金メダル。日本のスポーツはここ数年、女子の活躍が目立っている。それには理由があるらしい。曰く、優秀なコーチによって彼女らは金メダルに導かれた。星には平井コーチ、渡部には竹村コーチ。確かにそうなのだろう。あの錦織圭だってマイケル・チャンがコーチになって以降、確実に強くなった。
 これは、人間の成長にコーチという環境が如何に重要なのかを如実に示しているわけだろう。
 個人的なことではあるが、数年前から沖縄に拠点を構えた理由も同様に環境を最大限に考慮したからにほかならない。東京は日本最大の大都市で、当然のごとくあらゆる情報をはじめとする活動拠点としてのパファーマンスは日本一高いといえる。だが、全てが揃うということでは決してない。有利な条件がいくらでも揃えられたとしても完全ということは有り得ないからだ。そこには必ず弱点がある。それは強者であればあるほど、ある種に関する改革つまり自己変更が許されないという致命的弱点を必ず内在しているからだ。
 もう少し深入りして述べるとすれば、個人差はあるが人間の行動の8割以上は他動的つまり外からの影響を受けてリアクションを起こしているに過ぎず、純粋な意味での自発的行動というものは多くはない。たとえ自分の意志の発動と思えるアクションも詳細に考察すれば、外界からの働きかけに対する反応であることが多い。まして大東京での生活は、メディアを筆頭とするとする圧倒的大量の他者からの影響を浴びせられることで成立している。それが大都会の特性であり、それによってあらゆる活動が機能的かつ円滑に進めれれるものであるこも否定はできない。しかしながら、そのような利便と引き換えに失わざるを得ないものがある。それは同調の強迫性に対する断固たる自立性といものではなかろうか。都会における断ることの恐怖は、田舎のものとは異質である。





  

Posted by きょん at 02:51Comments(0)■世間のこと