いまだGAGAにたじろぐ日本人アーティスト

2013年11月30日

ミュージックステーションにレディ・ガガが登場。

日本人アーティストは、
嵐、AKB48、EXILE、KAT-TUN、きゃりーぱみゅぱみゅ、ポルノグラフィティ、ゆず、JUJU。

彼、彼女にとってGAGAはどう接すべき存在なのだろう。
アーティスト同士のリスペクトはあるにしろ、
その距離感が気にかかる。

かつてビートルズが来日した頃、
外人アーティストと日本人アーティストの距離には雲泥の差があると感じられた。
では今は。

アメリカから見た日本のアーティストは随分と認知されたと思う。
いわゆるJ-POPは着実に世界に広がりつつあるようだ。
世界の見る目は変化している。
それに比べて。

まだ日本人アーティストが外人アーティストを見る目はいささか自嘲的に思える。
まだ対等ではなく1ランク下という意識があるかもしれない。

アメリカとの関係に限れば、
日本の野球選手が大リーガーをどう意識しているかに似ている気がする。

だがGAGAはすでに、きゃりーを対等に見ているようだ。
しかし現実の世界での差は明らかで、
アメリカでトップアーティストになることは、
全世界におけるトップアーティストに繋がっているが、
日本のトップアーティストになっても、
台湾、韓国をはじめとする東アジアでの認知が中心で、
まだまだ日本のアーティストが世界共通になることは現実味がない。

これはマーケットと流通の問題なのだ。
日本人アーティストとしてのクオリティの問題ではないと思う。
ジャパンクールといわれる日本的センスは欧米でも十分通用するものだ。
だからJ-POPはもう一歩踏み出す必要がある。
音楽的にはJ-POPもK-POPもC-POPもほぼ垣根はない。

かつて李香蘭という歌手がいた。
彼女の唄う「夜來香」は当時=1945年頃、世界で最も多くの人が知っていた歌かもしれない。
それは日本と香港、中国大陸、台湾、韓国が一つのマーケット(日本の支配圏)だったからではないか。
「夜來香」を共有する人々の規模が世界に対する影響力を発揮するのだろう。

いまだGAGAにたじろぐ日本人アーティスト


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Posted by きょん at 09:41│Comments(0)■世間のこと
 
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