精神の衰退を憂う

2014年02月13日

2月12日のフジテレビ『僕のいた時間』

あの沢尻エリカ主演ドラマ『1リットルの涙』を思い出させる。

難病に健気に真っ直ぐ立ち向かう主人公の姿はさておき、
いままで親の言われるままに東大を目指してきた主人公の弟・陸人が、
自室に籠って2ヶ月も大学に行ってないことを知った母親が心配して問いただすと、
従順たった陸人が突然、母親に向かって「お前のせいだ」と声を荒げるシーンがあった。

なんにしろ、
自分の置かれた境遇を他人や社会のせいにできる精神とはいったい何なのか。
もちろん現代において陸人は珍しい種類の人物として描いているわけではない。
どこにでも居そうな青年にすぎない。
主人公・拓人の前向きな姿と対比させるための演出であるにしろ、
「ならぬものはなりませぬ」(去年のNHK大河ドラマ『八重の桜』)という、
かの綾瀬はるかの名台詞とは対局とも言える精神ではあるまいか。

精神が衰退すれば、やがて国も亡んでいく。
これはオーバーかもしれないが、
精神の弱さを甘やかす風潮にはならないでのしい。


精神の衰退を憂う



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Posted by きょん at 15:02│Comments(0)■東京のこと
 
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