中学生自殺 ~岩手県矢巾町の中学2年男子~

2015年07月09日

 現在の自殺者数は約2万5千人以上(2014年)。これは日本を理解する上での指標の一つであるに違いない。10万人当たりに換算すると、20.0人となり、男女で大きな差がみられる。女性は10万人当たり12.3人が自殺したのに対して、男性はその倍以上の28.1人である(2014年)。
 また国際比較してみると、フィリピンは10万人当たりの自殺者は僅か2.1人。タイは7.8人。ドイツ9.9人、イギリス11.8人、アメリカ12.3人、フランス17.0人というような実態で、日本は自殺率では世界第13位、自殺数では世界第2位の自殺大国という側面を持っている。
 
 では、人はなぜ自殺するのか。
この問いは、人類の自覚とともに哲学的なものから生物的なものまで多岐かつ膨大な考察がなされてきた。
 だが、ここではもう一つの視点、つまり「死因としての自殺」として相対化することで自殺の本質を考えてみたい。
 日本の場合、年間の死亡者数は100万人を超える。これは出生との関係が最も強く、人の死因のほとんどは病死であり、それは高齢化による一般に寿命と呼ばれる生物学的な身体の自然消耗の到来時期、つまり死亡時期と出生はある一定の相関を有している。病死の次に死の原因であるのが「不慮の事故」と呼ばれるもので約4万人弱(2013年)。

中学生自殺 ~岩手県矢巾町の中学2年男子~

 


同じカテゴリー(■世間のこと)の記事
アスリート身体能力
アスリート身体能力(2019-05-18 16:29)

平成の終わり
平成の終わり(2019-05-01 19:49)


Posted by きょん at 12:50│Comments(0)■世間のこと
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。